一貫性のあるブランドイメージを形成する重要性

2024年4月からはじまったキャンペーン「家族と愛とメリット」についてご紹介します。

このキャンペーンを展開するに至った背景は、2010年に約7割あった「家族で使える」というブランドイメージが、2022年には2割程度減少するという結果にありました。そこで、いま一度「家族シャンプー」のポジションを取り戻そうと考え、「家族愛」をテーマに、新コミュニケーションを開始したのが「家族と愛とメリット」でした。

子育て中の人がこの文章を読むとハッとします。淋しさと優しい何かがこみ上げてくる感じがします。ニシワキタダシ氏のイラストが温かいブランドのキャラクターを作り上げています。これらの要素が折り重なって、ブランドに対する一貫性のあるイメージが形成されていきます。

最終回は

気づかないうちに

終わっていく。

「今日からシャンプー自分でやる」

と子どもが言う。

わたしは「いいよ」と言った。

(そっか)

昨日のが最後のお手伝いだったんだ。

二度と戻れない瞬間が

そうとは言わずに過ぎていく。

と思うと、

この大変な日々に

丁寧な気持ちを感じる。

流れていく泡。

はじめてにしてはいい仕上がり。

「髪ふくね」

できることがまだ少しある。

家族と

愛と

メリット

花王「家族と愛とメリット」