人の“本音と建前”をどう一緒に抱きしめるかって話。
handson
家事が時短できます!!ってさんざんアピールしてるのに食洗器が全然売れないよ…。
煩悩の押し売りだけじゃ、人の心は動かないってことよ。家事をラクにしたいでしょ？ってのは確かに本音なんだけど、その裏には手をかけるのが家族への愛情だっていう理性がしっかり座ってるわけ。
ああ…つまり、「ラクしたい」気持ちと「ちゃんとやらなきゃ」って気持ちの板挟みか。
そう、言い換えると「ズルしてる気がする」って罪悪感が、購買の足を止めてたんだよね。「ラク＝手抜き＝悪い親」みたいな構造。いやぁ、人間って複雑だよね。
どうすりゃいいんだろ？
パナソニックはそれに気づいてメッセージを変えたんだよ。「家事をラクにする家電」から「子どもと過ごせる時間をつくる家電」へ。これ、ほんと天才的なスイッチだよね。ラクすることへの罪悪感を、「愛情時間の創出」に変換したわけだ。
それって、煩悩にも理性にも優しいメッセージってことか…。
そうそう。「ラクしたい」って気持ちにも共感して、「ちゃんとした親でいたい」って気持ちにも寄り添った。ま、マーケティングって、煩悩と理性の仲人みたいなもんだよね。
じゃあ、「あなたはこう思ってるかもしれない。でも本当はこういう気持ちもあるよね」って伝え方が鍵なんだ？
ザッツライト✋単なるインサイト発見じゃなくて、その奥にある“人としてのバランス感覚”に寄り添えるかが勝負。刺すんじゃなくて、抱きしめるメッセージが効くんだよね。
ぐぅ…ハンちゃん、今日もキレッキレだな…。
ま、家電に限らず、人の“本音と建前”をどう一緒に抱きしめるか。それがブランドの器ってもんだよね。
